新年会帰りで寝たので半端な時間に起きました。
大晦日の『紅白歌合戦』ほかの視聴率(ビデオリサーチ)が発表されました。前年比微増の前半(午後7時20分~午後9時25分)は35.4%(04年30.8%)、後半(午後9時半~午後11時45分)は42.9%(同39.3%)になったそうです。微増といっても1%で約16万8千世帯ですから、昨年より第一部で80万世帯、第2部で50万世帯の去年見なかった世帯が見たということになります。
この数字は、地上波アナログ放送をリアルタイムで見ていた世帯の中での数字ですからね、BSやデジタルの数字は「その他」になってしまいますから入ってませんね。また、視聴率に反映されない部分の、録画してから視聴するということも、HDDレコーダーが普及してきている中で、どんどん手軽になって着てますからね。また、ブログでも、録画してから見たと言う人が一杯居ます。
何が言いたいのかといいますと、確かに民放はCMが命ですから、録画視聴なんて認められないんでしょうが、NHKは後から見ようがリアルタイムに見ようが、どうであろうが、番組内容・コンテンツさえよければいいはずなんですからね。あえて民放と同じ土俵、価値観で勝負して一喜一憂する必要が無いんじゃないかと思うんですよね。いいか悪いかは別にしても、ブログでもこれだけ話題にはなるわけですからね。視聴率で一喜一憂しなくても、風物詩として、コンテンツとしての「紅白」の価値はそれほど変わっていないような気もします。
変わったのは大晦日の過ごし方や、テレビを取り巻く情報環境が変わったということもありますし、もちろんNHKが弄り過ぎて番組の価値を下げてきたのも確かでしょう。平成以降の2部構成なんかがそうです。これでレコ大との共存が不可になりました。
そういった意味では、本人は不本意らしいですが、みのもんたを司会にするという、「変えようという心意気」の象徴としての「客寄せパンダ」的役割は大きかったと言えるかも知れません。「小泉改革」と同じような構図です。
2日のNHKで『紅白の舞台裏』をやってましたが、何かNHKはこれだけ、みのもんたに気を使いましたよという言い訳を見せられているような気になりましたね。マイクを倒した舞台裏は出てきませんでしたしね。その中で、モーニング娘。をNHKスペシャルタッチでドキュメントしていたのは面白かったですね「話:中澤裕子さん」のテロップなんかまんまスペシャルじゃん。
見ていたら、「紅白」と「モーニング娘。」の共通点が思い浮かびました。名前こそ残っているんだけど、中身が全く入れ替わってしまっている。そんな感じです。とりとめなく失礼。