第2部(9:30~11:45)
小林幸子 (29)「恋桜」
今回は最大との触れ込みだが割りとおとなしめに見える。万華鏡イメージだが色数が少ないかな。歌終わりのトークというのも鶴瓶ならではかな。
Gackt (5)
「RETURNER~闇の終焉~消え逝く武士(サムライ)への鎮魂歌(レクイエム)~」
『風林火山』総集編と合体した演出、ここまでやるかの感はあるが、Gacktの謙信は適役だったからなあ、ホントに川中島から中継したのかと思ったが、NHK101スタジオだった。演出も歌も気合が入ってむしろ「長尾景虎 (初)」って感じだった。
大塚愛 (4) 「CHU-LIP」
「流石組チューリッパーズ」出た!大塚愛はバラードとコミカルな曲をそれぞれ出しているけど、紅白のステージではこういうコミカル系のほうが盛り上がるし、存在感が発揮される。
TOKIO (14)「青春 SEISYuN」
リーダー2年連続ネタにされた。歌詞に「うぉー!」が多いのは長渕剛作品を感じさせるが、歌い方はアルフィーっぽい感じもする。
槇原敬之 (2) 「Green Days」
ガッキーこと新垣結衣が応援。髪型着物にはヘンだな、ガッキー、中居、鶴瓶が同じぐらいの背丈なんだな。。金太郎16年ぶり『どんなときも』以来か、なのになんか扱い地味。やっぱりあのタイーホのせい?あの頃ガッキーは小学生か。復帰を果たすっていう感じの気合が出た熱唱のいいステージだった。ただし何故スーツの胸ポケに伊勢海老が・・・。
浜崎あゆみ (9) 「Together When…」
陣内藤原夫妻が登場「NHKしか見ないって・・・」。何かあゆは年々地味になってきているな。歌詞は確かに意味深。
氷川きよし (8)
「きよしのソーラン節 YOSAKOIソーラン紅白スペシャル」 今年は安定だったな氷川きよし、イントロとAメロとBメロの転調が凄まじすぎる曲ですな。 YOSAKOIソーラン予想通り登場。
aiko (6) 「シアワセ」
伸び伸び歌っていた感じ。なかなか良いステージ。歌い終わった後の鶴瓶とのトークは珍しいシーンだな。鶴瓶ならでは。
倖田來未 (3) 「愛のうた」
トーク引っ張って中居正広の曲紹介短くさせたな。例年より地味メで露出少ない。これは報道はホンモノか?鶴瓶が中居に「ホンマかわいかったなー」ってフリには爆笑。
徳永英明 (2) 「恋におちて -Fall in Love-」
徳さん登場!できれば違う曲のが良かったが、変わらず素晴らしい歌声。テロップがミスった!もっと長く聴きたかった。
中村中 (初) 「友達の詩」
美川憲一を前半トップに持っていった理由がこの重さだな。確かに歌声が素晴らしい。
平井堅 (5) 「哀歌(エレジー)」
また不倫の歌かい。
企画
小椋佳 × 美空ひばり 「愛燦燦」
うーん。大病から復活した小椋佳の声が復活してないな。残念。これならVTRだけのほうが良かったな。NHKの映像技術の紹介なら。
勘三郎と坂東真理子教授にインタビュー。東京タワーから薬師丸ひろ子が中継メッセージ。
北島三郎 (44) 「帰ろかな」
紅白最多出場記録保持者。今回は洋服で。紙吹雪は、鼻に入らないように背後のみに自重した模様。
天童よしみ (12) 「珍島物語~絆~」
圧倒的な歌唱力だけに、アレンジしない原曲で聴きたかった。
コブクロの曲紹介前で鶴瓶ひとりがたりで感涙。
コブクロ (3) 「蕾(つぼみ)」
ここでレコ大受賞の煽りがあったら確実に小渕は泣いてたな。レコ大でぶち切られた分ここにトークがあってもよかったかな。
ここからの30分はテーマが「死者との絆」のような曲展開
中島美嘉 (6) 「LIFE」
これも応援歌に入るのか?
一青窈 (4) 「ハナミズキ」
字幕があるのに手話ってのもねえ。感動のステージとはいかなかったな。不倫の2文字が・・・。
秋川雅史 (2) 「千の風になって」
昨年の紅白をきっかけに国民的ヒット曲となった「千の風になって」。売上は100万枚を突破しました。
DREAMS COME TRUE (12) 「アイシテルのサイン 私たちの未来予想図」
宮崎あおい登場。「PV」ってみんなわからないだろ。墓の歌の後に出てくるのが未亡人の展開だったが、前回ほどではないまでも存在感のある、アドリブを交えた「前向きな」ステージに仕上げたのはさすが。
SMAP (15)「弾丸ファイター 紅白SP」
ここまで一気に沈めに沈めといてっていう前フリからの『DEAR WOMAN』は卑怯よ!中居のソロパートでキムタクが映ったが笑ってたぞ。完全に白有利になるね。
残り4曲は、阿久悠追悼特集
和田アキ子 (31)「あの鐘を鳴らすのはあなた」
歌手以外のとこでいろいろ毀誉褒貶の人ですが、この人はこの歌っている限りはやっぱり魅せますね。「昴」ばりにこれ聴かないと年越しにならないって感じですからね。
森進一 (40) 「北の螢」
例の件で「おふくろさん」を失っても、イイ曲いっぱいありますよ。これも名曲。
石川さゆり (30) 「津軽海峡冬景色」
紅組大トリは石川さゆりの名曲。しかしいくら大雪でも降らせすぎなくらいの紙吹雪。
五木ひろし (37) 「契り」
阿久悠氏が作詞、五木ひろし作曲した究極の名曲でした。まさに熱唱!あれ時間が早い。
全員合唱「世界に一つだけの花」
時間が早いと思ったらこれがやりたかったのか。そういえば槙原もいるし。実質SMAPと槙原で歌ってる「合唱」。
結果発表
もう「野鳥の会」は居ないのか。集計方法変わった?完全に皆1票は1票になったんだ。結果は東京タワーの色で発表とのこと。さあ。あれ、白じゃなくて青いんですけど!
エンディング
今年も蛍の光は平尾昌晃。ゆく年くる年へのつなぎを楽しみました。
番外
年が明けて0:25分からの「年の初めはさだまさし」での紅白の反省がまた秀逸でした。
総評
まず、鶴瓶の司会起用は大成功といえましょう。お化け番組ではなく、NHKらしい路線の番組にするというコンセプト『家族に乾杯』の延長線上のような雰囲気を感じさせたのはよかったと思いますし、フリートークの時間をとったことによって、余計な余興が最小限に留まった。多少鶴瓶が喋り過ぎのきらいはあったにしても、充分の合格点だと思います。そして、鶴瓶をフォローする立場になった中居正広もフォローに徹した点は良かったですね。
企画としては、紅白が「歌番組」だということを再認識させられる好機になったと思います。視聴率なんぞもう気にしなくたってよい。どうせBSやデジタル放送は対象外なんだし。それよりもちゃんと受信料払って視聴率関係なく見ている視聴者に伝わる質を求めて欲しいと思います。それには、原曲の良さを消し去るようなアレンジや曲カットとかをもう一度見直してもらうことが必要でしょう。以下に各賞の発表です
MVP コブクロ
・・・自分のパフォーマンスのみならず、絢香とのコラボや馬場俊英への小渕ギター参加などの番組貢献度を加味して。
特別殊勲賞 Gackt
・・・MVPでもおかしくないです。MVPとは僅差の特別賞を。
敢闘賞(白) 槙原敬之
・・・個人的MVPですね。初期の曲っぽい青春サウンドと熱唱はすばらしいステージでした。
敢闘賞(紅) DREAMS COME TRUE
・・・紅組から選ぶとすれば やはりドリカムか。平原綾香と迷いましたが。
(参考)
第56回レビュー は
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第57回レビュー は
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