テレビのはなし。CDTVスペシャルを途中から見ました。隔世の感がありますねえ・・・。私も学生・院生のころはJ-POP批評なんかを生意気に書いていた時期がありましたが、最近はとみに疎くなってしまいました。オレンジレンジが何であんなに売れるのかわからないし、平成生まれアーティスト初1位だってガンダムの主題歌らしいけど聴いたこと無いですし、木村カエラって誰?VodaphoneのCMってD.A.Iが歌ってるのかと思ってましたし、声似てません?年取って感性が鈍ったのかも知れませんが、同じように聞こえる曲が多いですね。
むしろ90年代の曲に反応してしまいます。中学生の時の受験勉強のときの曲や、高校生のときは定期試験の終わりなんかに友人らと「打ち上げ」と称して、4,5時間カラオケで歌いまくったころの曲ですね。95年と2001年あたりに明確な線引きがあって、世相の展開点で様相が変わってきた感覚があります。ただ感想として、CDが売れないのはネットだけのせいではないんじゃないかと思いました。「ああこのアーティストの曲はだんだん質落ちているよなー」と感じるのもあります。
上半期1位のケツメイシは確かにいい曲だけど「どこかの駅で暴行云々騒がれた」人がPVに出てることの方が気になってしまいますね。もう1曲いい曲があったのですがアーティスト名を失念してしまいました。昔っぽい曲でアンダーなんとかだったと思います。
この番組が大きく貢献してきたと思うのがPVと楽曲がある意味一体化してきたことにより、PVそのものも商品価値を持つようになってきたということではないかと思います。一方で、一体化すれば当然PVが楽曲の売り上げを左右するということで、楽曲とPVがどちらが主なのか?という問題もありますよね。これは、ブロードバンドやDVDの普及で「映像」(動画)が容易に手に入るメディアに手に入ることになったのも大きいのでしょう。懐かしい曲と聴いたことの無い曲を聴きながら考えた次第です。